キャンプ ギア

キャンプテントの種類と特徴【7タイプを紹介】

2020年9月11日

キャンプ風景

管理人hiro(DoorLoves)です。

テントの種類と特徴を説明します。
この記事を読んで頂ければ、キャンプでのテントの種類と特徴がわかります。

こんな方におすすめ

  • テントの種類を知りたい方
  • テントの特徴を知りたい方
  • これからテントを購入しようと思っている方
  • テント選びにお悩みの方
  • テントのスペックの表記に関して知りたい方

その他のキャンプに最低限の持ち物は以下の記事を参照してください。

キャンプ最低限持ち物リスト8つ【これだけあれば安心】

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目次

代表的な7つのタイプのテント種類

代表的な7タイプのテント

  • ドーム型テント
  • ポール型テント
  • ルーム型テント
  • 家型テント
  • ワンタッチ型テント
  • ポップアップ型テント
  • エアフレーム型テント

それでは、タイプ別にみていきましょう。

タイプ別におすすめのテントをご紹介するつもりでいます。

ドーム型テント

ポールをクロスし強度を持たせ自立する、
最もオーソドックスなタイプのテン

コンパクトで設営が比較的簡単なため、一人でも設営し易いのが特徴。
また、基本形であるため、様々なメーカーから数多くの製品が発売されています。

寝室の他に前室を持つものあるが、小スペースなため、
別途リビングとなるタープを張ると良いです。

ドーム型テント

ドーム型テントの例

ポール型テント

テント中心の1本のポールで立てるタイプのテントです。
構造としてはポール1本のためとてもシンプルで、設営の手順は単純です。
簡単に設営が可能なため、ソロキャンプには絶対におすすめです。
しかし、ポールのみではテントは自立せず、ペグで固定することによって立たせます。
見た目の大きさよりも、端に行くほど天井が低くなるために居住空間は狭いです。

最近はポールの数が複数のポールテントに人気が出ています。
ポールの位置を中心から外すことにより、上記で書いた端に行くほど天井が低くなってしまう
ウィークポイントを克服しています。

インナーテントにはハーフやフルなどのタイプがあります。
ハーフでは半分を寝室、もう半分をリビングスペースとして利用します。
フルはテント内すべてを寝室として使うタイプです。
テントにより、インナーテントが別売りとなるものがあるので注意しましょう。

ワンポールテント

ワンポールテントの例

ルーム型テント

大きな前室を持ち、前室をリビングスペースとして使用できるタイプのテントです。
大型のものが多く、ファミリーキャンプに向いたタイプです。
また、冬キャンプにも最も適したものと考えます。
前室に暖房器具を設置することができ、前室もクローズすることが出来ますので、
換気に気を付ければ暖かく過ごすことが出来るためです。

ただし、ドーム型やポール型よりも大型になることから、
重量が重くなり、設営も時間を多めに要します。

管理人hiroは、友人と釣りキャンプのためにテントを買いました。
当初は2人で使う予定でありながら、
6m×3mの2ルームテントを購入しました。
男子二人、または他の友人も合わせてということで、大分余裕を持たせた感じです。
男同士で近いのもね・・・(笑
今でも同じテントを使いますが、
家族4人(大人2、小6※ただし大人女子サイズオーバー、2歳児)+甥っ子(小6)の5人でもまだ余裕があります。

2ルームテント

ルームテントの例

家型テント

ロッジテント、キャビンテントとも呼ばれます。

ポールを曲げず、直線的に組むタイプのテントです。
現在はあまり見かけないです。
ポールが金属製のものが多く、重量も重く、収納面もかさみます。
しかし、ウォールがほぼ垂直となるため、居住空間を広くとることが出来ます
しかし、風を逃がすのが苦手であり、他のタイプのテントより強風には弱いです。

古くからキャンプをされている方の中にはこのタイプを愛好する方もいらっしゃいます。
大きく、ゆとりがあるため長期のキャンプにむいています。

家型テント

家型テントの例

ワンタッチ型テント

テント生地とポールが一体となったタイプのテントです。
傘を開くようにポールを広げることで自立します。

設営がとても簡単なため、初心者や設営が苦手な方におすすめ
一般的なキャンプ場での使用には十分です。
ただし、耐久性の面では劣る部分があるため、
年間を通してキャンプ泊数が多い場合や、
冬季の使用には不向きです。

ポップアップ型テント

バネ状のポールを使用し、テント生地と一体となったタイプのテントで、
手を放すだけで広がり、自立します。
特殊なポールを使用しているため、耐久性の面で劣ります。
管理人としてはピクニックや海水浴、デイキャンプでの使用までにしておく方が無難と考えます。

撤収が意外と難しいです。
1回目の使用時には、元の形に折り、カバー等にしまうのになかなか苦労します。
事前に練習をすると良いかと思います。

エアフレーム型テント

最近発売された新しいタイプのテントです。
ポールを使用せず、骨組みとなるチューブに空気を入れることで自立します。
設営もエアポンプでフレームとなるエアチューブに空気を入れるだけなので、
とても簡単で、時間も必要としません

管理人はまだ実物を見触りしていません。
イメージとしてはエアのため脆弱なイメージを持っていました。
ですが、調べてみると耐久性も強く、しっかりとしているようです。
ただし、ポールを使用しないため軽量であるかと思うと、
実は耐久性を保つためのエアフレームの素材が重いため、
そこまでの軽量化はできないようです。
逆にエアポンプの分重くなるという噂も・・・

詳細な情報が手に入りましたらまた更新します。

キャンプテントに使われる生地の種類

テントに使用される生地は以下のものです。

テントに使用される生地

  • ポリエステル
  • ナイロン
  • コットン
  • ポリコットン(T/C)

ポリエステル

ポリエステルは、ポリエチレンテレフタレートなどの合成人口ポリマーの短縮した名称です。
合成繊維と言われるとしっくり来るでしょうか。
日常では、衣類に使われることが多いです。
また、ポチエチレンテレフタレートはPETと略されます。
そう、ペットボトルです。

ポリエステルの特徴は以下です。

ポリエステルの特徴

  • 耐久性・摩耗性に優れ強い
  • 軽量
  • カビや湿気に強い
  • 燃えやすい

テントにおいて最も一般的な生地です。
オートキャンプ向けの一般的なテントはほぼポリエステル製です。
ポリエステルの特徴は上にあげたものがあります。
水に強く、軽い点に優れていますが、
欠点として火にとても弱い点
があります。
焚き火などで火の粉が舞い、降りかかると簡単に穴が開いてしまいます。
また、熱にも注意が必要で、冬キャンプで薪ストーブを使用する場合、
煙突の排熱に十分な注意が必要となります。
断熱をしっかりと行うことを怠ると、
煙突の熱で生地が溶けたり、最悪の場合には発火する恐れがあります。

ナイロン

ナイロンもポリエチレンと同様、合成繊維です。
正式にはポリアミド合成樹脂の一種です。
日常では、ストッキング、レインウェア、水着などで使用されています。

ナイロンの特徴は以下です。

ナイロンの特徴

  • 耐久性・摩耗性に優れ強い
  • 軽量
  • 防水能力が高い
  • 熱に弱い
  • 帯電性が強い

ポリエステルの特徴と似ています。

テントにおいては、ポリエステルと比べて更に軽量であるため、
軽さを求める登山用やハイエンドモデルで使用されています。
登山だけではなく、バイクでのキャンプや公共交通機関を利用したキャンプの場合には
積載量や荷物量に限りがあるので、軽いナイロン製のテントがおすすめです。

コットン(綿)

衣類に一番使われる天然素材のコットンです。

コットンの特徴は以下です。

コットンの特徴

  • 吸水性が高い
  • 通気性が高い
  • 保温性が高い

テントにおいても使用される素材です。
ポリエステルやナイロン製のテントはコーティング剤により
防水加工をさらにしているのが特徴ですが、
コットンのテントはコーティングをしていないのが一般的です。
雨天時には、水を吸い繊維が膨らむことで、
生地の隙間が埋まることで水の侵入を防ぎます。
しかし、強く長い時間の雨の場合には雨漏りがすることがあるので注意が必要です。
また、水を吸うととても重くなり、早めに乾かすことが必要です。
乾かすことができないとカビの原因
となります。
その他の特徴としては、結露がしにくいことと、
火に強く焚き火の火の粉にはそれなりの耐性
があります。

ポリコットン(T/C)

ポリエステルとコットンを混ぜた素材です。
ポリエステルが65%~70%の割合のものが多いです。
テクニカルコットン(T/C)とも呼ばれます。
コットンのメリットをそのまま引き継いでいる生地です。
コットンのテントよりも耐水性があり
日本国内のような雨の多い地域の場合には、
コットンよりもポリコットンが向いています。

生地の厚み

よく、テントの材質の欄にXXDという表記を見ないでしょうか。
Dは生地の厚みを表す単位でデニールといいます。
9,000メートルの繊維の長さに対する重さを表しています。
9,000メートルにしたときに75グラムであった場合、75Dです。
厚みが大きくなると、生地の強さや防水性などは上がりますが、
パッキング時の大きさや重さは大きく重くなることになります。

テントウォール

ウォールには、シングルウォールとダブルウォールの2つの構造があります。
英語の意味そのままですが、壁が1枚か2枚かの構造の違いになります。
先にご紹介したドーム型テントで言いますと、
基本構造のみとなっている1枚のものがシングルウォール、
その外側にフライシートがありものがダブルウォールとなります。
一般的なオートキャンプ用のテントはほぼダブルウォールかと思います。
ダブルウォールは、シングルウォールに比べ、
結露がしにくく、温かく過ごすことができる傾向
があります。
また、ダブルウォールの構造は前室が出来るのも特徴です。

耐水圧性能

耐水圧性能は、mmミリメートルであらわされます。
1平方センチメートルの面積にどれだけの高さの水量に耐えれるかをmm単位で表しています。
一般的には1,500mm~2,000mmぐらいであれば十分です。
耐水圧性能は高ければ高い方がよいというわけでもありません。
耐水圧性能が上がることは、つまり通気性のダウンと重量が増すことに繋がるからです。生地の厚みと同じ関係性です。

まとめ

テントはお値段がするものが多いです。
そうそう容易くは買い替えや買い足しは難しいかと思います。
だからこそ、妥協をせずに色々な情報を集め、自分が気に入ったものを選んでほしいです。
そして、気に入って選んだテントを大事に丁寧に扱ってキャンプを楽しんでいただきたいです。

この記事がテント選びの一助になりますように。

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hiro

サイト運営者、hiroです。 アウトドア・フィッシング・DIYを中心に有益な情報を発信したいと思っています。キャンプは子供の頃から経験しています。本格的に始めたのは15年前程。経験などを織り交ぜていければと思っています。 生物系大学卒業で、本業は保険系システムエンジニアです。 詳しくはAboutをご覧下さい。

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